びっくり中国生活

中国在住の著者が、中国の「なんじゃこりゃ!」をレポートします!

なんじゃこりゃ!始まった上海ディズニーランド狂想曲!

【ニュース】上海ディズニー周辺、住宅価格最高5倍

【ニュース】上海ディズニー、周辺ホテル1泊2,000元(約37,000円)以上?

 

今年6月、ついに上海ディズニーランドが開園します。それに伴い、影響が出ているようです。

 

上海ディズニーランド周辺の住宅価格が最大で5倍に跳ね上がったとのことです。ディズニーランドは上海の郊外にあるのですが、数年前から高騰し続けていたそうです。邪推かもしれませんが、「ディズニーランドができる」というインサイダー情報が以前からあったのだと思います。

 

昨日、国家統計局長が突然失脚しました。国家統計局はGDPを発表しているところです。つい先日GDPを発表したばかりで、突然の失脚でしたので意外でした。実は以前から、国家統計局長はGDP発表前に、市場関係者に情報を売り、利益を得ていたというのです。日本ではインサイダー取引は違法行為で、刑事罰に問われますが、中国では見過ごされます。アンフェアな方法で情報を得て利得を巨額な富を得る人がたくさんいるのです。私の知り合いの中国人にもそういう輩がいるのですが・・・。もう日常茶飯事で驚くことはありません。

                                                                                                                                     

また、ディズニーランド周辺のホテル価格も急上昇とか・・・。良く言えば商売上手。悪く言えばあざとい商売です。ま、予想通りですが。

 

私は深セン在住ですが、1泊500元でもかなり良いホテルです。グランドハイアット、リッツカールトン、フォーシーズンズのような超高級ホテルでも1泊1000~1500元でしょうか。2000元というのはかなり法外な値段です。

 

こんな感じで、次々と便乗値上げが横行することでしょう。新しい情報があったらここに書くことにします。

なんじゃこりゃ!中国にマタハラなし!妊婦は無敵!

中国にはマタハラはありません。中国の法律により、妊婦は非常に強く保護されます。



先ず、妊娠を理由に解雇することは違法です。如何なる理由があっても解雇はできません。そして、産休(出産、授乳期間)の約1年、会社は通常通りに給与を支払わなければなりません。出勤しなくても、です。職場復帰した場合も同じ待遇で、同じ仕事に戻さなければなりません。



妊婦さんも、妊娠したから周囲に迷惑をかけて申し訳ないという意識は全くありません。中国では当然の権利だからです。周囲もそういう認識なので、そういうものだと思っています。マタハラ、嫌がらせもありません。



中国女性は、結婚しても、子供ができても、普通に働き続けます。専業主婦というのは非常に珍しい存在です。それを可能にする一因が、妊婦に給与と雇用を保証をする中国の制度です。女性の社会進出を促す制度であると言えます。



しかし・・・会社にとっては、非常な負担になります。



やはり妊娠したら同じように仕事を命ずることはできません。体調不良、検査等での休暇も多くなります。そして、産休に入ったら、穴埋めのために代わりの人を雇用しなければなりません。中国では日本のように派遣社員で一時しのぎをする、ということがしにくいのです。基本、雇用しなければなりません。妊婦が産休を終え、戻ってきたら、結果的に人員が増えてしまうのです。



1年間、会社は妊婦に給与を支払うことに加え、新しく雇用した人の給与も支払わなければならないのです。



また、この制度を悪用する人が多いのも現実です。例えば、会社に不満があったり、不愉快な思いをすると、意図的に妊娠します。ざまぁみろ、ということです。妊娠したら絶対に解雇されることはなく、給与も保証されるのです。中国では妊婦は無敵なのです。後ろめたい思いをする日本とは正反対です。



また、入社と同時に妊娠する人もいます。入社していきなり産休に入られたら会社は大変困ります。しかし、中国の法律では、たとえ本人が妊娠していることを認識した上で会社に入社したとしても、産休期間の給与は保証されるのです。したがって、結婚適齢期の女性、既婚で子供がいない女性を雇用するのを敬遠する日系企業が多くなります。



これは実話ですが、私は中国で三人の女性部下を持ったことがありますが、三人同時に妊娠、産休に入ったことがあります。私がその職場に赴任する前、会社と前任者に不満があったらしく、三人が口裏を合わせて、せっせと子作りに励んでいたようです。私がその職場に赴任したら、3人から同時に妊娠を告げられる結果となりました。しかも、その時、二人は未婚だったのです。(その直後に結婚しましたが・・・)その時の私の衝撃がどれだけのものだったか、ご想像いただけるでしょうか・・・。



妊婦を手厚く保護する中国の制度は、良い面もありますが、日系企業は苦しんでいます。真面目に法律を守るのは日系企業くらいなものです。中国系企業は違法に雇用するなどして、これから逃れているようです。


これもチャイナリスクであり、日系企業が中国から撤退する要因となってしまっているのです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんじゃこりゃ!中国貿易7%減の衝撃!

【ニュース】衝撃!中国貿易7%減、6年ぶりマイナス



中国税務総署が2015年の中国貿易総額を発表しました。前年比8%減になったそうです。前年比マイナスは、リーマンショックの2009年以来6年ぶりとのことです。輸出は2.8%減、輸入は14.1%減。

中国政府が発表する経済指標・統計を信じる人はまずいないでしょう。李克强首相ですら信用できないと発言しているくらいです(ウィキリークスが暴露)

しかし、唯一信用できるのが、貿易の統計、特に輸入額です。理由は簡単で、各国が発表する中国への輸出額を合計すれば検証可能だからです。今回衝撃的なのは、輸入が前年比マイナス14.1%であることです。これだけは紛れもない事実。


経済学者の高橋洋一氏によると、輸入が前年比二桁のマイナスで、GDPがプラス成長というのはあり得ないということです。例えば、2009年リーマンショックの時、アメリカの輸入額がマイナス25.9%だった時、GDP成長率もマイナス2.8%になりました。

直近では昨年7月~9月期の中国GDP成長率が6.9%だったと発表されました。減速したと。しかし、輸入額がマイナス14.1%で、GDPが6.9%成長するというのは考えられません。プラスどころか、マイナスだった可能性もあるのです。
 


先日、中国の物価上昇率が1.4%と、6年ぶりの低水準だったと発表されました。この数字を信じるなら、デフレが始まっている可能性すらあります。バブル経済が崩壊した後はデフレになるのです。私達日本人はすでに経験したことです。


私が勤めている会社を含め、周囲の会社、また、外回りの営業をしている友人の話を聞いても、悲鳴ばかりです。生活実感としても明らかに経済が衰退しています。バブル崩壊間近と言われていますが、ひょっとすると、すでにバブルは崩壊し、デフレが始まっているのかもしれません(恐怖)


 



 


 


 


 


 


 


 

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